病人の家計

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(写真は思い出の病院食です)

 

知人向けにひっそりと癌のカミングアウトしたつもりが万単位のPVを頂いてしまい、ちょっとビビりました。実は前回の記事を書いたのは、3コース目の2回目の抗癌剤の点滴を受けた数時間後で、公開した後に何度も加筆修正しました。頭がちょっとボーっとしていたんですね。でも点滴の当日は強力な吐き気止めが効いているので、ブログを書くくらいの作業が可能のようです(他人事)。

 

ブコメを見てると似たような病気のサバイバーの方々からもコメントがあり、大変嬉しく、とても心強く感じました。facebookでも久しぶりの友人知人が声を掛けてくれたりして嬉しかったです。前回の記事は1,2時間でざっと書き上げた雑な体験談ではあったのですが、それなりに興味を持っていただけるような話だったようなので、ちょっとずつ有用そうな情報を気ままに書いていこうかと思います。今日はお金の話について。

 

月々の医療費

検査入院の前までは実はSAPHO症候群という難しい名前の病気の疑いがあり、同じ大学病院に半年ほど通院していました。この時期は大体月に2、3回の外来診療でリウマチの薬で投薬治療をしており、月に1万円くらいの医療費です。年間に医療費が10万円を越えると所得控除を申請できるので、この段階では通院のための交通費や診療明細などを月ごとに整理し始めました。幸い、大学の専攻は会計情報学科でしたし、前年から個人事業主として副業も試しにやっていたので、この手の仕事は得意でした。

 

ただし、大学病院に通うと、長時間待たされる覚悟が必要です。私の通う病院は一番早い予約で朝8時40分ですが、診察前に採血検査があったので、1時間前には来てくださいと言われます。診察の順番は採血結果が出た順で、大体は9時過ぎに診察をしてもらい、問題が無ければ会計に行き20分程度待たされます。そのあと薬を受取りに薬剤窓口で30-40分待たされます。8時前に病院に行って、出てこれるのは11時過ぎなんてことはざらです。病院に行く時は読書のためにiPadが必需品です。なので、通院の日は時間有給を使うことになるので、毎月有給を1日分くらい通院に当てていました。私の勤務先では病気都合であれば休みを取りやすいですし、自分は勤続年数が5年以上なので、有給も十分にあり、困る事はありませんでした。

 

そのうち、経過を見ながら主治医には、なかなか症状が良くならないので、検査入院した方が良いかもしれないという事を言われはじめました。この段階で、限度額認定証の申請を進められたので、すぐに会社経由で手配しました。この認定証があると、所得に応じた月ごとの限度額以上を窓口で払わなくて良くなるという認定証です。普通の会社務めのサラリーマンであれば、契約している健康保険で取り扱いがあるはずなので、大きな病気になった事が無い人は一度webなど調べて見ておくと良いかもしれません。

入院後の医療費

そして高熱が出て人生初の入院が決まりました。予約の手配はすぐにしましたが、病院のベッドが空き次第連絡するので待つことになります。ただ、実際に入院したらいくら掛かるのかはこの段階ではわかりませんでした。差額ベッド代を指定できるくらいだったので、1日5000円までなら出せるので、その範囲の部屋で予約しました。期間は2-4週間かな〜と言われていたので、それなりの覚悟はしていました。

 

予約から1週間後、電話が掛かってきて、ベッドが空いたので、明日入院に来てくださいと言われました。入院してからは検査と診察でなかなか忙しく、1週間が過ぎたころに、病棟詰所の事務の窓口で今の段階で入院費用がいくらになっているか尋ねてみました。15分くらいしたら事務の方がベッドまでやってきて、大体13万円だということがわかりました。この段階でやっと概算予測ができて、3週間入院したとしたら、39万円+αかな?と気持も落ち着きました。

 

とっても痛い検査を終えて、胸と右脇の生体検査の傷口がずきずきする中、やることもないので、この時点で改めて加入している保険について整理しました。会社が自動で入ってくれてる保険と、自分の入っている、都民共済。どちらも入院手当が1日5000円もらえるようでした。3週間で21万円になります。差額は18万円で、まあ何とかなるか、と思いました。ただし、保険会社から手当が振り込まれるのは退院の翌月だったので、それまでは自分のお金だけで暮らしていかなければいけません。

 

その後癌の告知、最初の点滴を受け、一週間副作用の出方を観察し、退院することができ、退院日に10月と11月の入院費38万円をカードで支払いました。あれ?限度額認定証は?と思ったのですが、まあ、そこらへんは察してください。

退院後の費用

退院後に気付いた意外な出費として、診断書の費用がありました。上記保険会社に提出する入院を証明するための診断書は病院に依頼すると1通7350円でした。これを保険会社ごとに提出するので、2通で14700円。そして私の場合、入院した時点ではリウマチ内科だったのが、リンパ腫の判明で血液内科に転科したので、病院都合により、2科の診断書を分けて書いてもらう必要があり、29400円の出費になりました。21万円支給してもらうには止む無しです。診断書の作成自体は1ヶ月弱掛かるとのことで、それを保険会社に提出して、手当が振り込まれるのはさらに後になります。

 

そして通院治療で継続的に治療費が掛かります。退院は11月でしたが試しに12月の明細を眺めたところ、8万円程度の治療費でした。最大8コース治療を受けるとして7ヶ月で56万円です。

 

(2/10加筆)

実は12月から還元金(入院する前月の分)が戻ってきており、どういう仕組みだろうと思い、自分が加入している関東IT健保に問い合わせてみました。付加給付制度という制度のおかげで、加入者全員、月の医療費が2万円を越えた分は3ヶ月後くらいに戻ってくるとのことでした。私の病気では全て保険内での治療が可能なので、9ヶ月治療が続いたとしても、入院しても保険適用の治療である限りはトータル18万円で済みます。戻ってくるまでの3ヶ月は一時的に自己負担することになりますが。

 

付加給付制度で随分助かりますが、有給使い切ってしまったりカメラのローン(自業自得)もあるので、ちゃんと収入を増やす事を考えました。

 

退院後の収入改善

退院してからは元気なもので、以前は腰が重くてあまり出来ていなかった事に、すぐ取り組むことができました。抗癌剤の点滴は2週間に一回で、うち4日弱は副作用で弱っているので、残りの10日を頑張って生きなきゃ、という気持が出てきました。そんな中、医療費を捻出するためにやったことがいくつかあります。

  • 不要な本やゲームをAmazonのマーケットプレース、メルカリで出品
  • FXを真面目に頑張る
  • ポイントでお小遣い稼ぎ

不要な本やゲームを出品

以前知人が大学の教科書なんかがAmazonで意外に売れたりするんだよね、というのを聞いた事があって、全然読んでないけど、値崩れしてなそうな本を試しに5冊だけ売ってみようと思い、マーケットプレイスの出品を始めました。梱包用のビニールや封筒は100均で揃えました。やってみるとぽつぽつと売れる物で、これなら出来そうだなと自信が付き、そのうちPS4のゲームを出品してみたら、これが大当りで、ゲーム10本が一週間以内に全部裁けて3万円くらいになりました。

 

やはりAmazonで販売してると気軽に買ってもらえるみたいで、その分手数料は2割前後取られるのですが、PS4のソフトは全然値崩れしないので、中には買った値段と同じくらいで売れたものもあります。手数料を考えると、本などは販売価格1500円以上くらいのものであれば、割が良いと思います。

 

発送方法も最初は普通郵便で送っていたのですが、本やDVDなどはゆうメールという区分で送ることができて(窓口で局員さんに中をチェックしてもらう必要があります)、重たい本などはゆうメールを利用すると安く発送できる事がわかり、発送費用も抑えることができました。

 

また仕事柄、(パソコンに繋ぐ方の)キーボードが好きで、放置してあったちょっと高価なキーボードをメルカリで出品するなどし、合計で10万円弱の収入になる見込みです。

 

FXを真面目に頑張る

これはちょっと賛否両論あるところだと思いますが、実は過去にFXで10万円ほど損失を出した経験があります。なので、目標にしているのは、自作プログラミングによる自動売買です。興味のある方は「MT4 EA 自作」とかで調べていただけると、色々情報が出てきます。職業柄、人間の判断で通貨を売買するよりも、機械にやらせた方が成功する確率は高いだろうなと思い、自動売買する仕組みを作るために勉強しています。口座はOANDAで作りましたが、後述するサイトで複数作りました。

 

ただその為には自分自身で統計的なアプローチで判断できるようになる必要があるので、ちょとずつ自分で売買しています。まだ自動売買の仕組みはHello World程度しか書いていないのですが、自分自身の取引ではここ一週間で朝晩ちょっとずつ取り組み、30万円の元手で毎日コンスタントに9千円くらいプラスにする事が出来てきました。ここで調子に乗ると大損する可能性が高そうなので、なるべく早めに自動売買のテスト運転を始めたいと思っています。

 

また、作ったプログラムは販売サイトで販売することもできるので、上手くいけばプログラムの販売収入も得ることができるかもしれません。

 

ポイントでお小遣い稼ぎ

先日友人の一人が「ANAでマイル修行している」という話が出てきて、週末に石垣島に日帰りで行ってランチ食べて来るよ、と言うのを聞いて、なんちゅー世界だ!と思ったのですが、なぜそんな事をするのか気になり、自分でもマイル修行の人達がどんな修行を積んでいるのか調べてみました。要は安くマイルを稼いで、上級会員資格をゲットするための修行のようです。

 

調べてみると、羽田→那覇→羽田→シンガポール(一泊)→羽田→那覇→羽田のようなルートが黄金ルートだそうで、なるほどこれは修行だ、と思ったのですが、そんな修行僧の方々が愛用しているのがハピタスというポイントサイトだということを知りました。

 

見てみるとFX口座開設 + 1取引で15000ポイントプレゼント、のような割の良い特典が結構あり、いくつか口座開設したり、クレカを作ったりして、7万円程度分のポイントを獲得することが出来そうです。

 

ただし、すぐにポイントが貰えるのは稀で、大体は1〜3ヶ月後の判定だったり、月に3万円までしか現金化できないなどの制約はあります。それでもFXで一発当てるよりは、リスクが全くないので、毎月コンスタントに続ける事が出来そうな気がしています。

 

日々の生活にhappyをプラスする|ハピタス

(↑紹介バナーなので、ここから登録されると、私にポイントが付与される仕組みです。興味ある方は登録してみてください。)

 

以上、何だかんだ結構な長文になってしまいましたが、病気になってどれくらい家計が苦しいか、そして挽回する手段は残されている、という事についてつらつらと書いてみました。もちろん本業のアプリ開発も本気で取り組んでいますので、悪しからず(汗)